SNSでメルカリが改悪したと話題になっていたので、何だと思って見てみたら…
購入者が割引券を使用したら、その割引分を出品者の売り上げから引くというものでした!
これは…
メールの書き方が悪いですね。
メールの文章だけを読んで、規約の詳細を読んでいない人が勘違いしています。
この規約変更で、販売者の受け取る金額は変わりませんよ!
この記事では、メルカリの利用規約改定の第16条の解説をしています。
メルカリ改悪?利用規約の解説!
メルカリが利用規約を変更したメールを利用者に送信しています。
私のところへは2025年1月15日の7:45に届きました。
利用規約の改定が適用されるのは1月29日からとなっています。
今回、メルカリが改悪したと言われている部分の内容は第16条です。
第16条 割引券の取扱い
メルカリ
3.割引券が利用された場合の取扱い
割引券が商品購入に利用された場合には、当該商品の出品者は、販売価格から、利用された割引券に表示された金額又は割合を割引いた金額を、当該商品の商品代金とすることに予め同意するものとします。
この内容がメールに添付されていました。
ここだけ読むとメルカリが発行した割引券が使われたら、出品者が負担することに同意するものと思ってしまいます。
しかし、この文書は規約が要約されたものです。
本来の利用規約の改定文章にはこう書かれています。
第 16 条 割引券の取扱い
3. 割引券が利用された場合の取扱い
割引券が商品購入に利用された場合には、当該商品の出品者は、販売価格から、利用された割引券に表示された金額又は割合を割引いた金額を、当該商品の商品代金とすることに予め同意するものとします。かかる場合には、弊社は、割引券による割引金額相当分を、販売手数料から減額するものとします。
割引券が利用された場合は、「販売手数料から減額する」と書かれています。
1万円の商品が売れたらメルカリに販売手数料10%を支払います。
メルカリに1000円の手数料を払い、9000円が出品者の利益です。
この販売手数料10%の1000円に割引券を当てるというものです。
なので、手取りの9000円からは引かれることはありません。
例)
1万円で出品していた商品が半額クーポンを使用されて購入されました。
購入者は5000円で商品を手に入れられます。
出品者はメルカリに10%の手数料1000円を支払い、9000円が手元に残ります。
この10%の手数料1000円に半額クーポンが当てられます。
ということになります。
あとはメルカリの事務作業になります。
5000円の割引から1000円の手数料分を引くと4000円になります。
この4000円分はメルカリの自社口座などから引かれるという感じです。
なので、出品者にはなんの影響もないということです。
出品者負担と勘違いした人
商品券を使った割引分を出品者負担と勘違いした人は、メールの文章だけしか読んでいなかったということになります。
改定した規約は元の文章を読まないと勘違いしてしまいます。
しかし、メルカリの要約した文章も勘違いの原因となっているので…
まぁ規約改定のメールを書いた人が悪いとなりますね!
メルカリ公式サイトからは、誤解を与えてすみませんという謝罪文がでています。
昨日アプリ内で配信したメルカリ利用規約の改訂について、一部、誤解を招いてしまい申し訳ございません。
— メルカリ (@mercari_jp) January 15, 2025
購入者のクーポン(割引券)利用有無によって、出品者が得る「売上金」が変わることはございません。…
まとめ
メルカリが誤解を受けるようなメールを送ったのが原因ですが、私達もしっかりと文章を読む必要があります。
商品券は、販売手数料から減額されます。